BTOパソコンで有名なドスパラ社のゲーミングシリーズであるGALLERIAのGXFを購入しましたのでレビューしていきます。
ガレリア人気No.1であるXFの陰に隠れてしまっているGXFですが、個人的にはコスパ最強のゲーミングPCだと思います。
また、最後にはrFactor 2でベンチマークテストを行っておりますので、そちらもご確認ください。
本記事がご購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
購入の経緯
普段レーシングシミュレーターをプレイするために使用していたPCは、7年前のガレリアのゲーミングディスクトップPCです。
rFactorやKart Racing Proをプレイするのは比較的スムーズでしたが、KARTSIMのためにrFactor 2を導入したところ、カクつきや重さに不満を抱えるようになりました。
rFactor 2でスムーズにプレイするためには画質を落とさなければならず、シミュレーター特有の臨場感を味わうことができません。
また今後、他のカートシミュレーターも実践予定ですが、スペックが全く足りていなかっため、満足いくプレイができないだろうということでPCの買い替えを決めました。
私はPCブランドに特別なこだわりはないですが、7年間使用していたガレリアに全くトラブルが無かったため、同じガレリアの中からPCを探すことにしました。
PCに求める条件
今回私が購入するPCに設けた希望条件は下記のとおりです。
予算 | 20万円以下 |
メモリ | 16GB以上 |
グラフィックボード | RTX2070 SUPER |
それまで使用していたガレリアはメモリ8GB、GTX750搭載というスペックだったので当然これよりも高スペックなPCが最低条件です。
メモリは、KartKraftの推奨条件が16GBだったためそれ以上を求めました。
またグラフィックボードに関しては、今後VRの導入も考えているため出来るだけ性能の高いものが良く、予算との関係でコスパが良いとされるRTX2070 Superに決めました。
上記の条件以外はあまりこだわりがなく(PCに関しては無知なため)、気楽な感じで商品を探していました。
候補に挙がったPC
GXF購入を決めるまで候補に挙がったPCは下記のとおりです。
GALLERIA XF
出典:Dospara
164,980円(税抜)
人気ゲームPCランキング1位であり、ドスパラが最も推してるガレリアのXFです。
このスペックでは考えられないほどのコスパであり、人気の理由が分かります。
GALLERIA AXF
出典:Dospara
167,980円(税抜)
ガレリアAXFはXFのCPUがRyzen 7 3700Xに変更されたモデルです。
CPU変更で3,000円の差額が生じていますが、予算内であるため当然候補に加わりました。
GALLERIA GXF
出典:Dospara
169,980円(税抜)
今回購入したガレリアGXFです。
XFと比べてCPUがi7Fからi7KFにアップグレードされており、1TBのSSDを搭載しています。
また、ガレリアのゲームマスターというシリーズに採用される特別なタワーケースが採用されています。
ゲームマスターとは
ゲームマスターとはゲーミングPCのGALLERIAの中でもよりPCゲームに特化したシリーズです。
サポートタイトルのゲームでの動作を24時間体制で手助けする”ゲームマスター” と呼ばれるコンシェルジュに由来しています。
ディスクトップモデルでは、冷却性能を左右する空気の流れや拡張性に富んだ特別なタワーケースが採用されていることが特徴的です。
残念ながら私のプレイするレーシングシミュレーターのほとんどがサポートされていませんでしたが、有名ゲームの多くがサポートされているようでしたのでゲーマの方にはおすすめのシリーズです。
GALLERIA GXFを選んだ理由
この3つの候補の中からガレリアGXFに決めた1番の理由は、ゲームマスター専用のタワーケースです。
正直、ケースはほとんど性能に影響しませんが、側面がクリアで中が透けているデザインに惚れこんでしまいました。
これは偏見かもしれませんが、ゲーミングPCと聞くと複雑な形状をしたケースが採用されていたり、電飾があしらわれていたりと男のロマンが掻き立てられるようなデザインのものが多々あります。
しかし、ガレリアのPCで採用される通常のケースはシンプルであり、どこか面白みがないように感じていました。
一方、GXFに採用されるゲームマスターのケースは私の想像するゲーミングPC像に該当し、私の好みでもありました。
またストレージ面ですが、普段の生活で使用するデータは他のPCで管理しており、今回購入するPCはあくまでゲーム用であったため、SSDの容量が多かったのも決め手の1つです。(ストレージはカスタム可能)
さらにCPUにおいては、多少の性能差ではありますがゲーム性能はRyzenよりもIntelの方が優れているとのことでCore i7を選択しました。
この見た目の良さやストレージ、CPUのアップグレードがあってXFに対し+5,000円という追加料金は非常にコスパが高いと思います。
GXFカスタマイズポイント
性能に関わる部分はデフォルトの設定で全く不満点がありませんでしたが、Bluetoothマウスを使用しているため、無線LAN子機をつけていただきました。
自分の好みに合わせ、様々な構造変更ができるのがドスパラの強みです。
ASUS製とインテル製とで選択可能でしたが、Bluetoothに関しては全くこだわりがなかったため、2,000円安いASUS製のものを選びました。
これにより、本体価格の169,980円+追加5,980円で175,960円(税抜)であり、税込みで193,556円になるため予算ギリギリでした(笑)
外装紹介
こちらが正面です。
電源ボタン、USB3.0ポートx4、マイク入力ジャック、イヤホン入力ジャックが配置されています。
こちらが背面です。
マザーボードには、USB2.0ポートx2、USB3.1 Gen2ポートx2、USB3.1 Gen1ポートx2が配置されています。
グラフィックボードにはディスプレイポートx3、HDMIポートx1という仕様です。
今回お気に入りの透明な側面です。
完全な透明ではなくスモークがかかっているため、薄暗くいやらしさがあります。
ゲームマスター特有の金字の”GALLERIA”も特徴的です。
ガラスの側面はピンを抜くだけで簡単に取り外すことができ、中はこんな感じです。
冷却性能が考えられていると謳っているだけあって、配置に余裕があります。
以前まで使用していたGALLERIAのミドルタワーと比較してみました。
サイズは以下のとおりです。
ミドルタワー | ゲームマスタータワー | |
全長x全高x全幅(cm) | 39.3×36.5×38.2 | 47.9x44x20.7 |
ベンチマークテスト
普段使用しているレーシングシミュレーターのrFactor 2をとおしてfpsのベンチマークテストを行いました。
PCスペック
以前使用していたPC | GALLERIA GXF | |
OS | Windows 7 Home Premium | Windows 10 Home |
CPU | Intel Core i5-4590 | Intel Core i7-9700KF |
メモリ | 8GB | 16GB |
グラボ | NVIDIA GTX-750 | NVIDIA RTX 2070 SUPER |
ストレージ | 500GB HDD | 1TB SSD |
rFactor 2
レーシングシミュレーターに限らず、PCゲームは60fpsが安定して出せているかが1つの基準になっています。
今回はrFactor 2のディスプレイ設定をすべて”Full”にして性能を比較してみました。
結果は以下のとおりです。
以前使用していたPC | GALLERIA GXF | |
最高FPS | 36 | 386 |
最低FPS | 0 | 282 |
平均FPS | 29.028 | 346.971 |
歴然の差です。
以前のPCでは”Full”に設定するとカクつきが激しく、”Medium”または”Low”でプレイすることがほとんどでした。
今回のテストで30fpsを下回ったことからも推測できると思いますが、正直まともに運転できるような状態ではありませんでした。
一方、ガレリアGXFはカクつきとは無縁であり、最高画質でシミュレーターが楽しめます。
繊細な操作が要求されるブレーキングやコーナリング時の挙動の感じ方が若干変わり、今までよりも余裕をもって運転できるようになりました。
まとめ
いかがでしたか。
ガレリアGXFの購入は約20万円という大きな買い物でしたが、内容は大満足です。
レーシングシミュレーターをプレイする分には今のところ全く不満はなく、むしろスペックが有り余っているのが心配です(笑)
また、今回の決め手となったタワーケースも非常に気に入っており、性能にはあまり関係しませんが、毎日見るものですので容姿が良いと気分が上がります。
トラブルがないことを祈りますが、なにか問題が発生したらその都度記載していきます。
以上、ドスパラGALLERIA GXFの購入レビューでした。