ゲーミングモニターを探しているとAOCというブランドは必ず候補に挙がってくるはずです。
しかし、スペックに見合わない価格の安さから怪しさや不安を抱き、購入をためらっている方も多いのではないでしょうか。
また、購入サイトでの低評価や初期不良の報告がいくつか存在することもその要因の1つでしょう。
私も購入前はその1人でしたが、今では自信を持ってAOCの湾曲モニターをおすすめできます！
そこで、本記事では実際にAOCのモニターを購入した筆者が使用した感想や評価から購入に踏み切れない方々の疑問解消に努めていきます。
- AOC C24G1購入・使用レビュー
- AOCのモニターをおすすめする理由
- 初期不良や故障について
AOC C24G1レビュー
購入レビュー＆外装紹介
購入の経緯
AOCの湾曲モニターは、レーシングシミュレーター用として3画面化するために購入しました。
以前はBENQの24インチモニターを1画面で使用していましたが、随分前のモデルであったためリフレッシュレートは60Hzが上限でした。
同モデルを2つ買い足すことも検討しましたが、144Hzや240Hzが浸透してきたこともあり、どうせなら最新モニターで3画面揃えようと決断しました。
また、レーシングシミュレーターは車内からサイドミラーを確認するシーンなど目の移動が多いことや、高い臨場感を求めてモニターが湾曲していることも条件に加えました。
しかし、モニターを3つ購入しなければならないため、高額な出費になることは言うまでもありません。
以上を踏まえて設けた条件は以下のとおりです。
モニター購入条件
- 24インチ
- リフレッシュレート144Hz以上
- 湾曲モニター
- なるべく安いこと
購入候補
上記の希望と合致するモニターを探したところ、3つの候補に絞れました。
AOC C24G1
Pixio PXC243
MSI Optix G24C4
上記候補は前述の条件をすべて満たしていたため、価格が最も安いAOC C24G1を購入することにしました。
開封＆外装紹介
Amazonを利用してC24G1を3つ同時注文しましたが、注文翌日に届きました。
流石の一言に尽きます。
外箱はこんな感じ。
ゲーミングギアでありがちな黒ベースにネオンカラーの配色が採用されています。
OculusのVRも似たような外箱でしたね。
ちなみ、外箱がさらに段ボールに梱包されているマトリョーシカスタイルで配送されてくる場合も多々ありますが、今回はこの外箱に伝票が直接貼り付けられて届きました。
私はゴミが増え、開封に時間がかかるのでこのスタイルは大歓迎ですが、どうしても運搬中に外箱に傷がついてしまうので賛否両論ありそうです。
外箱の上面には持ち手が付いていました。
サイズも大きく、重量も重い商品なのでこのような気遣いは嬉しいです。
外箱の中には厚い発泡スチロールが入っており、商品を挟み込むように梱包されているので、余程の衝撃が加わらない限り、モニターにダメージが入ることはなさそうです。
発砲スチロールを開けるといよいよモニターとステーが登場します。
取扱説明書に従ってステーを取り付けたものがこちらです。
裏面はこんな感じ。
上面から見るとモニターがとても湾曲していることが分かります。
Amazonの写真だとモニター下部の赤いラインがチープに感じていましたが、実物はワインレッドのような色味で鱗模様があしらわれています。
これには良い意味で期待を裏切られ、むしろ高級感も感じます。
プラスチックのシェルに画面が埋め込まれた形状をしており一見フレームレスのモニターのような印象を受けますが、画面自体に非表示部分があり、1周囲うようにブラックアウトされています。
それでもベゼル幅は約7mm（実寸）で非常に狭く、3画面化を考えている方にも最適なデザインです。
使用レビュー
まずは、湾曲モニター最大の利点である没入感や臨場感が高まりました。
これは3画面時はもちろん、1画面時でも感じ取ることが出来ます。
また、モニター自体に搭載される輝度やカラー調整やブルーライト軽減モードなどの様々な機能を切り替えるファンクションディスプレイも非常にシンプルで分かりやすいです。
モニターに搭載される5つのボタンも固過ぎず、適度なクリック感があり操作性に長けています。
AOC C24G1のメリット
コスパの高さ
何と言ってもAOCのモニターはコスパの高さがNo.1です。
候補に挙げた他の2社も同スペックのモニターの中では群を抜いてコスパの高い商品ですが、AOCはその中でも値段が安いです。
リフレッシュレート144Hz、応答速度1ms、湾曲のVAモニターが2万円以下というのは目を疑います。
1500Rの湾曲
AOCの湾曲率もメリットの1つです。
一口に湾曲モニターと言ってもその湾曲度合いはメーカーや製品によって様々であり、モニター界は1500Rと1800Rに二極化しています。
湾曲角度を表す”R“は数値が小さいほど湾曲度合いが強くなります。
AOCのC24G1は1500Rの湾曲率です。
人間の視野角は1000Rと言われているため1500Rは1800Rに比べてより人間の視野角に近く、高い臨場感を得られます。
また当然のことながら、湾曲率が高いほどモニターサイズの横幅が狭くなるため、私のように3画面化を考えている人にとっては、配置スペースを節約できるというメリットもあります。
充実した付属ケーブル
モニターに入力するためのケーブルが充実しているのもうれしいポイントです。
AOC C24G1はHDMI、DisplayPort、D-SUBに対応していますが、この入力端子全てのケーブルが付属しています。
激安モニターの多くはケーブルが付属されない、またはどれか1種類のケーブルという場合がほとんどであり、別で購入する必要がありました。
またモニター購入時から付属ケーブルを使用しておりますが、全く問題なく使用できています。
こういった点からもコスパの高さが覗えますね。
評価が低いけど大丈夫？
AOC湾曲モニターのレビューを覗くと概ね高評価なレビューを得ているようですが、中には届いた時点から割れやドット抜けなどの初期不良も目立ちます。
また、数日の使用で壊れたというレビューも見かけました。
正直、私も商品が届くまでは不安でしたし、3つ同時注文ということで1ぐらいは何らかのトラブルがあるのではないかと懸念していました。
しかし、3つとも丁寧な梱包で商品の不具合は今のところ発生しておりません。
ただ運が良かっただけじゃないの？
確かにその意見は否定できません。
しかしレビューをより詳しく見てみると、Amazonから出品されている商品を購入している場合はたとえ不良品であっても、スムーズに返品対応ができたとの書き込みがあります。
一方、Amazon内であっても様々なショップが同商品を出品していますが、Amazon以外の出品者から購入し不良品であった場合は返品対応が難航しているようでした。
したがって、レビューで低評価している方々の二の舞にならないためには、Amazonから出品している商品を購入することをおすすめします。
商品自体の品質はトップブランドに比べると劣るようですが、購入方法を見直すことでリスクを最小限に抑えることが出来そうです。
